
「趣味はなんですか?」
と聞かれて、真っ先に思い浮かぶのは「中日」です。
はい、そうです。
あの中日ドラゴンズを応援することです。
父も母も友達も周りにいる人はみんな中日ファン。
気がつけば、私も当たり前のように中日を応援するようになっていました。
試合がある日もない日も、オフシーズンも。
毎日、中日の情報ばかり追い求めています。
そんなある日の入浴中、
水面を眺めながらふと気づきました。
ん・・・
これも毎日追い求めてるんじゃないか?
「休みの日は何してるんですか?」
そう聞かれると、こう答えていました。
風呂に入ってますね
以下は休みの日の私のよくある行動です。
あさ、自宅で入浴
ひる、スーパー銭湯で入浴
よる、帰宅して、寝る前に入浴
1日3回以上は湯舟に浸かっています。
とにかく私は、体を温めることが好きなようです。
この頃は“風呂が趣味”という自覚はまったくありませんでした。
ですが、振り返ると
旅先を決めるときでも“風呂”を軸にして決めていたのでした。
宿探しの優先順位は
1.大浴場がある
2.美味しい食事がある
の順です。
風呂は優先順位1位なのです。
海に行っても風呂。
山に行っても風呂。
街に行っても風呂。
あらゆる場所、あらゆるタイミングで風呂を求めていました。
今でこそ、自分は“風呂好き”と自覚していますが、
当時はまったくの無自覚。
自分の行動の中心に風呂という軸があることに気が付いたのは、
30代も終盤に差し掛かった頃のことでした。
そんなある日
静岡県内を、特に目的もなくフラっと旅行していました。
その途中で立ち寄ったのが、登呂遺跡。
遺跡周辺をぶらぶらしていた、その時です。
同行者が、突然声を上げます。
あ、しきじだ!
ここ、サウナの聖地らしいよ
玄関には入店を待つ行列が見えます。
うぉっ!
めちゃんこ並らんどるぞ!!
風呂好き人間の“何か”に火がつきました。
よし、行こう!!!
私にとって風呂やサウナはあくまで“日常”
わざわざ並んで入るものではありません。
にもかかわらず。
その日、人生で初めて並んで入りました。
服を脱ぎ、浴場内に入ると、
漢方薬草サウナの香りと
天井から落ちてくる水の滝音で満たされた空間が待っていました。
そこでは、若者とおじさんが入り混じり
「サウナ→水風呂→休憩」を繰り返し楽しんでいます。
私も負けじと名物の薬草サウナと天然水水風呂を体験します。
なんだこれ!!
最高過ぎる!!
聖地の実力をまざまざと見せつけられ、
最高にととのった状態“ビシキマ”に達した私は、
普段のサウナとの違いを感じ、衝撃をうけたのでした。
ここでちょっと脱線して、私のオリジナル用語解説です。
<ビシキマ>とは?
私が普段から、勝手にそう呼んでいる最高に“ととのった”状態のことを指します。
その日の体調、サウナ、水風呂、休憩の4つがビシッと決まった時だけ訪れる、
これ以上ないほど気持ち良い状態をあらわします。
ビシキマった状態の時は何も考えることができません。
まさに無の境地です。笑
しきじからの帰り道、
鼻の穴に残る薬草サウナの香りを感じながら
近所のサウナで満足していた自分の価値観が、
少し書き換わったような気がしていたのでした。
サウナの聖地
ハンパないわ!
この聖地との出会いが、
のちのNUKUMO栄構想の一部に繋がっていきます。
ですが、この時の私は、
そんな未来が待っているなんて、
ちっとも思っていませんでした。
③につづきます。
2026年7月17日頃更新予定です